PsychoBreak 2 – 再び悪夢の中へ

13.06.17

(※PsychoBreak 2は2017年10月19日発売予定です)

不幸な者は互いに理解しあえるものだ、と言いますが、「セバスチャン・カステヤノス」にはそんな言葉は何の慰めにもならないでしょう。苦悩はずっと彼につきまとい、夢の奥深くまで入り込み、彼が抱える恐ろしいトラウマの幻覚を見せられます。助けられなかった娘のこと、自らを遠ざけた妻のこと、失った友のこと、そしてかろうじて生き延びたあの惨劇のこと。それらが常について回り、彼を苦しめます。『PsychoBreak 2』において、苦悩はセバスチャンの心の奥深くまでつかみ、決して逃そうとはしません。

「セバスチャン・カステヤノスはかつて刑事でしたが、今回は喪失と絶望の中で足掻くひとりの人間としての部分に焦点を当てています」。ゲームディレクターのJohn Johanasはこう語ります。「かつての彼は愛する家族に囲まれた、優しい父親でした。でも今の彼は世界にひとり取り残されているのです。前作での事件よりも前に家族を失っていて、そのせいで荒っぽくて近寄りがたく、そしてどこか冷めた人間になっていました。一方で刑事としての信念は今も持ち続けていて、善悪に対する明確な判断力は、あの惨劇の後でも失っていません」。

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前作でセバスチャンが経験した惨劇は彼の中に恐怖の記憶を植え付けましたが、セバスチャンはそれから逃げるのではなく、逆に悪夢の原因を突き止めようと奔走します。彼はこの3年間、自分の人生を打ち砕いた組織について調査を続けてきました。「メビウス」とは何者なのか? その狙いは一体? そして「STEM」の真の目的とは?

プロデューサーの大原晋作は「STEMはメビウスの持つ技術の一部で、STEMを使い人間の精神を繋ぎ合わせることで、意識を共有することができるようになります」と説明しています。「メビウスは、この意識の共有によって世界に平和と秩序をもたらすことができると考えています。ただ、本当の目的が何なのかははっきりとしません。それこそが、今回セバスチャンが解き明かそうとしていることです」。

調査の中で、彼は何も見つけられなかったどころか、全てを失ってしまいました。事件の手がかりを握っていると思われる人間は全員死ぬか、行方不明になったのです。

「セバスチャンは警察の中でも孤立し、さらに彼が面倒を見ていた新人の“ジュリ・キッドマン”が、自分をあの悪夢に陥れた組織の手先であったことを知ります」と、Johanasは説明します。「彼の話を信じる者は誰もいなく、警察もクビになった彼は、真実を突き止めるための調査にますます深くのめり込んでいきます。しかし確かな手がかりが得られない状況が続き、精神的に不安定になった彼は、止めたはずの酒にも手を出すようになっていました」。

しかし、この暗闇から彼を救済する道が示されます。「セバスチャンのかつての相棒だったキッドマンが突然、彼の前に現れ、死んだと思っていた娘が生きていると告げたのです」と大原は言います。しかし、これは『PsychoBreak 2』で始まる新たな悪夢のきっかけに過ぎません。「リリーは今でも生きてはいますが、彼女はメビウスの手にあり、STEM内の世界を創り上げるという新たな計画の実験台として使われています。リリーはSTEMの内部で行方不明となり、助け出すためには彼女を追ってSTEMの中へと進んでいくしかないのです」 。

セバスチャンにとって、彼の苦悩の原因の一端でもあるかつての相棒を信じるのには大きな葛藤が伴います。「前作の“ビーコン精神病院”での事件を生き延びたセバスチャンは、実はキッドマンがメビウスから送り込まれた二重スパイで、前作で彼を惨劇に追いやったのは彼女であると知ります」とJohanasは言います。「セバスチャンにとって、キッドマンは最も信用できない人物です。一方、メビウスのメンバーであり、セバスチャンを捜し当てたキッドマンは、リリーを見つけるために再びSTEMに向かうのは彼しかいないと考えています」。

セバスチャンがもう一度STEM内を探索するにあたって、キッドマンは外から彼を支援し、メビウスが創り出した世界に関する情報を与え、現実世界と彼を繋ぎとめる役割を果たします。

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「最初は、セバスチャンはキッドマンのことをまったく信用していません」と大原。「しかし物語が進んでいくにつれて、なぜキッドマンはメビウスのスパイとして働いているのか、その本当の理由を知っていくことになります」。

リリーを助け出し、自らの人生を取り戻すためには、キッドマンを信じて新たな敵に立ち向かうしかないのです。

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